PNF( proprioceptive neuromusucular facilitation)
日本語訳では、固有受容性神経筋促通法

特有の誘い出し手技(いわゆる促通法)を用いて固有受容器を刺激し、正常反応を促し早めようとする方法。
自己努力(筋収縮と対角・らせん運動)により治療するPNFは、治療効果が高い。

筋弛緩効果により、関節可動域の改善を得ることができる。
筋出力の増強をはかることができる手技療法。

関節可動域訓練の抵抗自動伸張法
1)コントラクト・リラックス
短縮している筋の拮抗筋を抵抗下で最大収縮させて短縮筋の弛緩を図る。
2)ホールド・リラックス
短縮している筋自体に抵抗を与え、最大収縮を行わせた後に急に脱力させると、短縮筋に強い弛緩が得られる。

@ギックリ腰
痛みの原因は、椎間関節症・椎間板障害・仙腸関節障害など、いろいろありますが、殆どの場合「脊柱起立筋と」「腰方形筋」に痛みがあり、痙攣や短縮があります。この場合痛みの無い腹筋・腸腰筋等を収縮させる「コントラクト・リラックス」を使います。

A梨状筋症候群
坐骨神経が、何らかの形で梨状筋に絞扼されて起こる病態。坐骨神経の経路に沿った放散性の痛みやしびれなどの症状が臀部から下肢にかけて現れる。
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症との鑑別診断が重要。

PNF体操
この体操は、運動に対して負荷をかける抵抗力を重力を利用して行う。
@腰痛
日常生活の中で、背筋・腰部筋・臀筋は使い過ぎにより疲労し、筋肉がいつも緊張状態になっていて短縮し「ストレッチ」できない状態になっています。逆に腹筋や大腿四頭筋は、あまり使用しない為、筋力低下により筋肉がやせて伸びてしまいます。お腹がでっぱたり、つまずき易くなります。
1 腹筋運動
仰向けで、両膝を立てて、両腕と上体を上げていきます(鼻から息をゆっくり吸いながら)。この時、臍を見るようにして。
五秒くらいで、はっと息を吐いて脱力。
朝晩10回づつ。
2 ブリッジ
仰向けで両膝を立てて、腰を上方へゆっくりと持ち上げます(息をゆっくり吸いながら)、5秒後位で脱力。